君の世界からわたしが消えても。


 もう何度も考えた。


 同じことを何度も何度も考えて、これが正しいって答えを探して、前に進んできたつもりだった。


 そうして決意して、わたしはカナを優先するって決めた。


 でも、それは納得したふりをして、思い込んでいただけ。


 自分に無理矢理言い聞かせてきただけ。


 それを自分でわかっているから、繰り返し原点に戻って同じ問いを考え続けちゃうんだ。


 わたしが初めにした選択は最低なものだったこと。


 選択肢なんてたくさんあったはずなのに、一番最低な答えを選んだこと。


 ただ、カナの傍にいたくて、支えてあげたくて、傷つけたくなくて。


 ……そんな自分勝手な理由で。


 傷つけたくなかったはずなのに、傷つける選択をしてしまったことの後悔。


 名前で呼んで、ミヅキのふりをして。


 ……わたしの目には、カナしか映っていなかった。


 ミヅキの代わりとして生きていくことは、カナのためだと思い込んでた。