絵本・童話
完

- 作品番号
- 1059926
- 最終更新
- 2014/06/30
- 総文字数
- 8,355
- ページ数
- 23ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 5,503
- いいね数
- 0
私を口説いて下さい
何度も
何度も
口説いて下さい
高山さん主催
[口説く]
男性作家企画
この作品のレビュー
ふとしたキッカケで毎年、彼女を口説く羽目になってしまった主人公。
『百年に一度しか花を咲かせない』と云われるCentury Plant[竜舌蘭]の木の下で・・・。
彼女の持つ大きな秘密。
人より4倍速く生きる事。
一年に一度、記憶を失ってしまう事。
そんな事実を丸ごと受け止める彼。
大きな、大きな愛に包まれる彼女。
やがて、避ける事の出来ない永遠の別れを経て。
彼の生み出した物とは?
単なる純愛に留まらず、近未来をも見据えたラスト。
SFテイストも感じられるステキなお話です。
ぜひ読んでみて下さい!
ハンカチもお忘れなく~。
こんな風に めぐり、めぐって 人はまた出会うのかもしれません。 懐かしい人や 懐かしい感情に。 その、くるりを 花は静かに見守っている。 ふかく、うつくしいお話でした。 夏の片隅で、グラスに汗をかかせながら読んで欲しいなぁ。
こんな風に
めぐり、めぐって
人はまた出会うのかもしれません。
懐かしい人や
懐かしい感情に。
その、くるりを
花は静かに見守っている。
ふかく、うつくしいお話でした。
夏の片隅で、グラスに汗をかかせながら読んで欲しいなぁ。
最愛の彼女は毎年記憶を失くし、
自分よりも先に年老いていく。
だから、毎年同じ場所で
同じ言葉で彼女を口説く。
竜舌蘭の花が咲いたら……
彼女を愛する主人公の
切なさと苦しみが伝わります。
美しい愛のお話を
是非、読んでください。
この作品の感想ノート
*MAI*さん☆初めまして。お返事遅くなりました。企画巡りいかがでしたか?見事にそれぞれの色が出ていたと思います。前から、きえてなくなってしまう話が書きたくて、記憶が消えるという話を書いてみました。リュウゼツラン、きっと鮮やかな黄色だと思います(^^)
〖さいマサ 様〗
はじめまして。
高山さんの所から飛んで参りました。
企画という事でしたので是非全ての作品を拝見したく、こちらに伺いました。
私のような凡人には考えつかないストーリーに先ず唸りました。
記憶を失う。
そういった病気がある事は知っていましたが、考えてみたら何て怖いことなのだろうと。
それは本人は勿論の事。
またその隣りで思い出を積み重ねながら生きる人にとっても同様に。
忘れられてしまう。なんて切ない事でしょうか。
無償の愛という言葉が存在しますが、やはり見返りを求めてしまうのが人間であり、弱さだと思うのです。
どんな形であれ、愛されているという証が欲しい。
リュウゼツラン。
一度見てみたいと思いました。
時を超えて、その百年後に同じ想いを誰かが抱く、そんな期待を込めて。
素敵な作品、ありがとうございました。
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