好きって言えたら。

私がそう言うと、彼は「あっそ、」と冷たく言い放った。



む、むかつくー!




こんな奴にファンクラブがあったり、毎日のように、




女子から告白されてるなんて、笑っちゃうほどありえない。




特に私にだけ態度が冷たいんだよ?!




どんだけ嫌われているんだろ、私。




「はい、起立ー。」



気づくともう授業は終わっていて、隣のあいつもいなくなっていた。