……………今更悔いたって仕方が無い。


今は今、昔は昔、だ。


私は私。


いつも1人で本を読み、小説を書く。


それが、私の運命(さだめ)だ───。









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ガヤガヤと騒ぐ2Aの教室。


その中に、莉乃はいた。


萌花もいた、ゆかりもいた。


若葉も、早苗も、那美も、夏貴も、帆波も、それと、まだ話したことのない野山詩織という子もいた。


小桜さんは別のクラスだった。


まるで、私の希望(のぞみ)を聞いてくれたかのようなメンバーだった。


でも、その代償なのか、優輝はこのクラスにはいなかった。


優輝は、アイツのこと。