これはもう、決まっていること───。
*
「これから後期の委員会を決めます。」
選挙が終わり、大きな行事もなく落ち着き始めた時期。
「まず評議会からです。立候補はいますか。」
手を挙げるものは誰一人としていない。
前期に評議会をやっていたゆかりともう一人の男子は生徒会のため、できない。
なら、推薦しかないのだ。
立候補する人が、いないのだから。
「はーい!吉田君がいいと思いま~す!」
クラスの男子が吉田を推薦した。
予想通りだ。
私は推薦という矢が自分に向きませんように、と小さく願う。けれど。
「楯山美玲さんがいいと思います。」
瑠偉が、私を推薦した。
私のわずかな希望が、打ち砕かれた瞬間だった。
「では投票で決めたいと思います。」
投票?今更なにをいっているの。
もう私と吉田で決まり。
評議会決定じゃない。
後期は歌声委員をやるつもりだったのに、これでは、できない。
もう……来年やろう。
「評議会は吉田くんと楯山さんに決定しました。」
「……………」



