だんだん、皆と差がついてくるようになった。
もちろん、レギュラーだなんてなれるはずがない。
二年生三人と、若葉と、帆波と、千里だ。
琉菜はときどきレギュラーとして試合にでる。
莉乃も、ときどき。
つまり、試合経験がないのは私だけなのだ。
練習試合でもだしてもらえてない。
いつも影の練習役。
こんな部活………楽しいと思う?
毎日部活にでてる。
夏休みの練習だって休んだことはない。
むしろ、皆より努力しているほうだというのに。
何故、才能だけでここまで決まってしまうのだろうか。
どんなに努力しても、どんなに練習しても。
才能にだけは、勝てない。
私はそれを、痛いほど学んだ。
私はバレー部には必要とされてない。
そう思うことも、多くなった。
だから、いつも黙ってた。
静かにするようになった。
サポート役にまわるようになった。
試合を、見るだけになった。



