「疲れたぁ……」


ほんと疲れた。


スローガンメモし忘れて走って担任のところにいくはめになるし。


挙げ句のはてには別のクラスのになったし!


私の努力はなんだったんだ!


これから体育祭まで大変だなぁ…。


いや、挫折はしないけれども!


でも不安が1つだけあるんだよね…。


それは、皆が私の言葉に耳を傾けてくれるかどうか。


一番、心配なところだ。


実際私はクラスで浮いている。


何故かって?


それはね、4月の頃クラスに溶け込めなかったからだよ。


明るく元気なこのクラス。


私には、合わない。


隣のクラスのほうが合ってる。


何度そう思ったのかな。


数え切れない程、とだけ言っておこうか。


「私は、このクラスにいないほうがいい……」


こんな言葉を零すのも、最近では当たり前となっていた。


クラスにいるのは、辛くはない。


ただ、"いない"と扱われることにまだ自分自身慣れていないのだ。