「もう……どうすればいいのかな……」


自分でもわかってる。


こんなの、ただの嫉妬だって。


友達も多く、パートナーもいる莉乃に対しての。


────醜い心。


もうこんな気持ち、忘れよう。


そう思っても、心の奥底からは離れてくれなくて。


曖昧な答えに、不満を覚えて。


もう嫌だ。こんな自分……。


皆に受け入れてもらいたい。


気づいてもらいたい。


そう思うようになったのは、いつからだろうか。


莉乃が私から離れていったのは、いったいいつの日だったか。


────独りになったのは。


パートナーがいないと気づき始めたのは。


孤独を感じ始めたのは。


いったい、いつの日だったのだろうか。


早く、消したい。


こんな心を。


早く。


「笑えるように…なりたいよ……」