『別に嫌な顔してないよ。』
何を…言っているの………?
『じゃぁ何でいつも2人だけでやってるの?』
『2人だけって?』
『3人でやってって言われたのにさ、2人だけでやってるじゃん。』
『何のこと?ちゃんと美玲も入れてやってるじゃん。』
『最後らへんだけでしょ?』
『別に美玲とやりたくないって言ってないじゃん。』
もう……さ。
どうしていつも、曖昧な答えしかしないの?
はっきり言ってくれないの?
『そういう風に見えるよ?』
『そういう風にしてるつもりないけど。』
『休憩の時もさ、私の悪口言ってたじゃん。』
『それは、ルナが……』
やっぱり。
練習の合間の休憩時間、千里と莉乃、琉菜でなんだか集まっていて。
気になった私は、少々聞き耳を立ててその話を聞いていた。