色々、莉乃に対しての不満?のようなものはある。
たとえば、私と莉乃がある約束をしたとする。
その後に、急に他の子に誘われたとする。
すると、莉乃は私との約束を後回しにして、他の子との約束を優先する。
常に、私は後回しなのだ。
まぁ、そんな扱いにはもう慣れたが。
私は不満を口には出さない。
あえてだ。
莉乃に話したところで、理解などしてはくれない。
そんなことは、とうにわかっている。
だから私は顔に出さないように、被る。
あるものを。
そう、仮面を。
バレたら莉乃との関係が崩れてしまう。
全てが、終わってしまう。
必ず、崩させない。
保たせてみせる。
たとえ、自分が醜くなろうとも。



