その後も何度かメールの受信ランプが光った。差出人はどれも最初のメールを送ってきた人と同じ。
…さすがに気になる。けど、今見たら楽しいこの空気が壊れる気がして中々開けない。
「美玲、メール見たら?何度も光ってるし、もしかしたら急ぎかもよ?
私の事は気にしなくていいからさ!」
「うん、ごめん。ちょっと見てみるね」
ゆかりがそう言うなら、最初のメールだけでも見るか、と私は受信BOXを開いた。
メールを開いた瞬間、私は見た事を心底後悔した。
『誕生日おめでとう〜!!
…なんて言うと思った?この卑怯者』
心臓が、嫌な音を立てた。



