本当の友達




いつの間にか涙が溢れていた私の瞳が、ゆかりをとらえることはない。


反射的に肩がビクッと上がるだけ。


振り向かない。


「ちょっと、何やってんのっ!」


私の近くへ来るなり、ゆかりは肩に手を置く。


なんで、今更・・・・・!!


死ぬのを止めるくらいなら、いじめなんかに加担しないでほしかった。


ゆかりには、いじめられたくなかった。



「やめて、よ・・・・・さわらないで」


ゆかりは答えずに、私をベランダから下ろした。


泣いて疲れてしまった私には抵抗なんてできなかった。


しばらく沈黙になったけど、私は我慢できずに口を開いた。