本当の友達



ゆかりとの会話が楽しくないわけがない。


むしろ、あの時間は特別だ。


……いや、特別“だった”と言ったほうが正しいのかな。


「……楽しいよ。楽しかったよ。
でも……それは、“ニセモノ”の友情なんだよ……自惚れちゃ、ダメだよね。」


私の友達は、本と、ノート。


……それだけ。


『楽しいに決まってる!(*´ ˘ `)
休み時間はしゃぐとか、夢みたいだもんっ!』


あーあ、私って、ホント、馬鹿。


本音言えないとか……ただ怖いだけじゃん。


相手が離れていくのが怖いだけじゃん。


本音言って、軽蔑されるのが怖いだけじゃん。


「…………やだ、震えてるよ、私」


怖いんだ。いつか、ゆかりも私から離れていくんじゃないかって。


とてもとても、怖い。


『だよね!
だったらさ、もっと楽しんだら?
ゆかりの相手は美玲にしかできないって(´∀`)
あのヲタクトークについていける人なんてあんまいないし?笑』