本当の友達




「じ、じゃぁ、私はその漫画の原作小説書きたい…………!!」


私は思いきってその文章を口にした。


拒絶されないだろうか。

無視されないだろうか。


たくさんの思いが私の頭の中で飛び交う。


「まじ!?じゃぁ3人でやろうぜ!」


そう言ってくれたのは野山さんだった。


嬉しかった。


勇気を出してよかった。

諦めないで話しかけてよかった。


不安でいっぱいだったはずの私の頭の中は、今の一言ですっかり明るくなった。


「じゃー美玲が小説書いて、それを詩織が漫画化して、そのアニメの声優をあたしがやるっ!いいねこれ!」


………すごい約束。


私自身、そんな大層な小説を書けるとは思っていないのだけど。


それでも、私は。

これから堂々と小説を書けるような気がする。


この約束さえあれば、私はいつだって小説を書ける。


どんなことがあっても、手を止めることはなくなると思う。