あれからは泣いてる麻衣を慰めるために3人で麻衣のところへ行った。


「出ない!」と言い張る麻衣を頑張って説得をしたのだ。


そして、四人で出ることが改めて決まった。


けど、小桜さんは麻衣を本格的にハブるようになった。それはもちろん、私とゆかりを輪に引き込んで。


私は麻衣のことをハブりたくはなかった。


でも、そのときの私は、居場所をつくるために必死だったのかもしれない。


私は、麻衣を助けることが、できなかった。


そんな重い気持ちのまま、とうとうキャンプ当日になってしまった。