若葉は絵が上手かった。
この学年の、誰よりも。
私はそこそこ上手いほうらしいけれど、若葉ほとじゃない。
私は一年の頃、莉乃によく絵を書いて見せていた。
でも、若葉も莉乃に絵を見せるようになって……。
莉乃は、私に見向きもしなくなった。
若葉に、莉乃を取られたかのような、【妬み】が、私の中に生まれた。
でも、それを表にだすことはなかった。
そして、それは1年の9月頃のこと。
もう随分前なのに、すごく最近のことのように感じる。
さらに、今回の評議会のこと。
若葉は別に後期でもいいと言った。
でも、若葉は譲ってはくれなかった。
それで投票ということになったのだけれど……私はどうもスッキリしなかった。
さらに若葉は、評議会の仕事を「面倒」と言った。
そのことが加わり、いつしか私は若葉を嫌うようになった。
その日、私は莉乃にlメッセージを送った。
軽い相談事。
でもまぁ、八つ当たりになってしまっていたのかな。
翌日に私は手紙を書いて莉乃に渡した。



