私は今、わらわらと涙しながら笑い合う友達とともに笑っていた。


卒業式。



あれから1年ちょっとがたって、私はこの学校を卒業する。


当然ながら1年早く卒業した先輩たちの時のことを思い出す。


やっと高瀬先輩と涼先輩はくっついた。


あんなに笑ってる涼先輩は初めてだったなぁ…。


何て思いながらふふ、と笑いがこみ上げる。



平治先輩は相変わらずバイト先が同じで、私のよき相談相手でいてくれた。