「...友くんのどこが好きなのだ?」

「決まってんじゃん、顔だよ
 みくるとお似合いでしょ?」

クスクスと笑いながら私を見つめた

私はスカートを手でにぎって

怒りを抑えた

「ほら、電話でもいいから
 いますぐいってよぉ」

「嫌だ!言いたくない!」

「はぁ??今更何よ!
 友氏くんを避けてたくせに!!」

「それでも嫌なものは嫌だ」

私はみくる殿を睨みつけるが

相手も負けないくらいの迫力で睨んでくる