『嫌い、』

この言葉が脳内にリピート

されていた

そしてあの傷だらけの指先。

手首を掴んだ瞬間、いつもは

綺麗な指がバンソコーだらけだった

そしてみくるちゃんに似合わないあの

古風な弁当。みくるちゃんは

傷一つない指先だった

それにあーちゃんはめったに怒らない

のに怒った理由。

俺は、最低なことをした...

「友氏くん?食べようよぉー」

「あのさ、ホントは誰が作った?」