帰り際、酔っ払った相生のお父さんは俺に




「よかったら、真希をもらってやってくれ」




と言って俺をヒヤヒヤさせたり、相生のお母さんが




「もう、親戚同士なんだから、いつでも遊びにいらっしゃい。もしかしたら、この先、家族になるかもしれないんだから」




と言ってヒヤヒヤさせたりしてきた。




これからも、親戚同士、家族ぐるみでお付き合いをしましょうと3家族で意見が合致し、藤原家、中原家、そして相生家のパーティーはお開きとなった。




それからが大変だった。




酔っ払い二人を乗せ、運転は母さん。
家についてからも酔っ払い二人は飲もうとして、それぞれがそれぞれの妻に怒られる始末。




俺たち子供はというと・・・




浩太と勇気は寝室で眠りにつき、俺と有希お姉ちゃんはいつものように俺の部屋で寝る支度をしていた。




「ねえ、有希お姉ちゃん、よかったね」




「なーに?一番良かったのは愛しの真希ちゃんとの結婚をご両親から認められた京ちゃんじゃない??」




ほんと、ヒヤヒヤさせる。