綾に言わなきゃいけないことがある。 それを言ったら……。 そんなことを さっきからずっと考えて、 少しづつ顔も 暗くなっていったのだった。 公園に入ると、 小さな遊具と、 小さなベンチが一つあった。 俺はベンチに座って、 綾を隣に座らせた。 隣に座る綾は、 空の星を見ていた。 いつもより、 きれいに光る星たちが そこには見えた。 言おう。 言おう…。 心の中でそう 繰り返しているのに、 言い出せずにいる 俺がいた。