電話なんかで 話したくない……。 ちゃんと綾に 直接話したい……。 俺は何も考えず、 ただ綾の家に向かって 急いで行った。 そんなに長い時間は かからなかったと思うけど、 今の俺にとっては、 百年よりも長いような、 そんな気さえした。 早く会いたい…… 早く会いたい……。 その気持ちだけが、 俺の足を動かしていた…。 俺は綾の家の近くの駅で 電車を降りて、 綾の家の前まで 走っていった。