君の震えが小さくなるまで僕はずっと君を抱きしめた。 君が僕の顔を見つめた。 僕は小さく声をかけた。 「行こうか?」 言いたい言葉はこんな言葉じゃない。 もっと。 もっと言いたいことがあるのに。 だけど僕のその想いは言葉になってくれなかった。 「うん」 君は小さくうなずいた。