暑いこの季節も、このくらい風がふくと気持ちいのに




カーテンがまたヒラヒラと宙をきった




ゆっくり、二人をカーテンが中に包みこんだ

二人だけの空間。




そこには愛しか無くて、笑いあう二人が顔を赤めて見つめあうだけ。




「すげえ好きなんだわ、俺」



先輩の手のひらがあたしの頬に優しく触れた




「…先輩…////急になんなんですか」




恥ずかしくて、どうしても目を合わすことが出来ない。
だけど、ここには二人しか居ない




「朝の奴らみたいなこと、しようか」




先輩の両手があたしの両肩を固定して、あたしは先輩の胸板に手のひらを優しくおいた