「? ……頭痛?」 それにしては痛みが一瞬だった為、少々おかしい気がする。 「なんだろ……」 そう思って再びネックレスへ目を向けると、ガチャリと部屋のドアが開き、お盆にお茶とケーキを乗せた潤君が戻ってきた。 「待たせて悪かったな……ってお前、何してるんだ?」 お盆をガラステーブルへと置いた潤君が、立ったままの私に不思議そうに呟く。 「あ、あのね潤君、このネックレス可愛いね!」 「!」 私がそう言った途端、潤君が目を見開いて驚いたような顔をした。