「じゃあ、私着替えてくるね。」


「おう、俺も着替えてくるわ。」


そうして2人は別々の着替え室に向かった。


「亜美、待ってたよ~」


そう言ってきたのは、私の親友。

麻菜だ。


「麻菜、今日はとびっきり可愛くしてね!」


「当たり前。

私を誰だと思ってるの?」


麻菜は今、日本中で騒がれてる

美容師さんだ。

理容師の資格とか、

そういうのも持っているから、

日本で麻菜系列の店舗がいくつかあるくらい。

腕が立つんだ。


「よし、じゃあやりますか。」


麻菜がそう言ったので、

私は椅子に座った。