だから、今では〝好きだよ〟って言う事ができる。 「優夏、雅・・・」 お母さん、だ・・・ 私が苦手とするのは、この人。 お母さんは私の事が嫌いだから。 「お母さん、話って何なの?」 雅が単刀直入に聞く。 あの、その前にリビングに行きません? 「あんた達、こっちに来なさい」 お母さんが小さく言った。 「「うん・・・」」 私達は息ピッタリに言う。 やっぱり、姉妹だね。