こんなにも嬉しくなったのは、いつぶりかなぁ。

幸せ、過ぎる。


「何よっ。

あんたには関係ないじゃんかっ

邪魔なんだよ、お前は!

あの子が、あんなに傷付いてるっていうのに!

ほっとけないのよっ

だから、あんたらは邪魔なの!

早く、この世界から・・・

あの子の前から消えてよねっ!」


〝あの子〟って、誰?

私が何か、その〝あの子〟っていう人に、悪い事をしたの?

気に触るような事をしたの?


「ちょっ、やめなってば、麻菜!!

今こいつらにそんな事言っても、意味ないよっ!

ね?そんな事言うの、やめよ?」


ラナちゃんが止めに入った。

いつの間にラナちゃんがいたのかな?

ずっと前から?

面白がって見てた、とか?