何で? 何で消えちゃうの? そこで私は、 『ぁ、ぁぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああああああ!!!!!!!』 と、叫びに叫び、 悲痛にも似た私の声が、 この真っ暗で、本当に何もない世界に響いた。 それでも。 こんな時に思い出されるのは彼の顔で。 あの手が、〝彼〟のものだったら・・・ と、私は思ってしまう。 夢であると分かっているのに、 また、裏切られるのか、と思うと、 気が気ではなかった。