そんな返答に相楽くんは 「同学年が誰もいない中、2つも上の先輩達と一緒に試合をして フリースローを2本ともしっかり決めてるアイツ…… むかつくけど……かっこいーわ!」 と拗ねながらも彼を見ながらそう言っていた。 そして終わりのホイッスルが体育館じゅうに響き渡り、 選手達はセンターラインに集まり礼をすると晴葉高校との練習試合は終わったんだ。 私の中では、まだ望月くんのあのフリースローを二本決めた時の キラキラに残ったイメージが焼きついたまま……。