「……っ、泣くなよ。
上からみんなが見てんだぞ」
と膝の痛みに耐えながらゆっくり言葉にする望月くん。
「そんなこと言われたって……ぐすっ」
わたしが……望月くんの膝の痛みにもっと早く気付けたらこんなことにはならなかったのに。
そう思ったら涙が止まらない。
それから救護班が担架を持ってやってきて、望月くんを担架に載せると先輩たちは
「後は俺たちに任せておけ。中田と一緒に尾形高校には勝つから」
「病院行って見てもらったらちゃんと学校に来いよ!」
と声を掛けていて。
望月くんはコクンと頷くと、わたしの腕をグッと掴んだ。

