チャイムが鳴り『あ、』と声を零す。 いつの間にかチャイムが鳴る時間になっていたらしい。 「廣木君、体育は?」 「それは紗絢もだろ」 「わたしは保健室に…」 「体調、悪いの?」 少し厳しかった目が一変、体調を窺うように目の色を変えた。 こんなときでも、優しいなんて…。