私が好きなのはキミだけだから。





「藤堂くん、ちょっといいかな?」



冬休みが明けた頃、ある1人の女に呼び出された


名前は永島雪菜


学年内では結構モテる方だった


ついていくと、校舎裏に着いた



「あの、さ………私、藤堂君のことが好きなの。付き合ってください!」



え…………告白?


普通の男なら、永島みたいなやつに告られたらおっけーするんだろうな


でも…………



「ごめん、俺、彼女いるから。永島とは付き合えない」



そうきっぱり断った