覚悟して目をぎゅっと瞑った チュッ え……おでこ? 驚いて目を開けると、優しく微笑んだ棗と目があった 「ちゃんとしたキスは、想いが通じたときまでおあずけにしとくよ」 想いが……通じる? 誰と誰の? 「はぁ……この鈍感」 「なっ、ひどい!鈍感じゃないもん」 「はいはい、鈍感めいちゃん」 もう…! それから沖縄に着くまでは他愛ない話をして終わった