遼「そういえば俺の方は、
 ……1人あったぞ。」

ピクッ

思わず反応してしまった。

「…そう、どうだった?」

遼「ああ、同じクラスでな。
 話はしなかったが、やっぱり
 元気が無いように見えた。」

そっか、年をとってないから

遼は必然的にあいつらと同い年か。

「…慶のことよろしくね?」

遼の学校にいるのは幹部の1人

新島慶だ。

遼「ああ。まかせとけ。」

あー、久しぶりに顔が見たいなぁ。

そんな気持ちを読み取ったのか、

遼「…俺に会う口実で会いに来ても
 いいと思うぞ?」

「っ、ありがとう。考えとく。
 ひとまずこの話は終了!
 私なんか夕飯作っとくから
 遼はお風呂入ってきたら?」

遼「そうする。」

そう言ってお風呂場へと向かった。

「はあ、もう会ったのか。
 私も会うことから始めなきゃな。」

涙が出そうになったけどこらえて

夕食作りに取り組み始めた。