美しい桜との約束

「こんなところに桜の木なんてあったっけ?」





不思議だった。


この土地には何年もいたのに桜の木の存在を知らなかった。


でも確かにこの桜の木は"この世"のものだった。





「・・・沖田さん?」





・・・沖田さんに会えないことくらい知っていた。


だけど諦めたくなかった。





あぁ・・・涙が滲んできた。





沖田さんのことになるとすぐ泣いちゃうんだよね。


私はどれだけ沖田さんが好きだったんだろう・・・









いや、まだ好きなのだ。