莉奈「ごめん………。でも、あなただけは許せない。この先、あなた程ムカつく奴が出ない事を願います」


岩倉「ヒューヒューヒューヒュー」


岩倉が震える手で莉奈の胸ぐらを掴んだ


岩倉「地獄に……堕ちろ………。
貴様など……悪の枢軸に……過ぎない」


莉奈「罰は死んだら受ける」


莉奈は岩倉の頬を撫でた


莉奈「死ぬ瞬間は私を見てなさい。
私が重りを背負うから……。真っ当に生きてたら……あなたは……日本の頂点に立てた」


岩倉「ハッハッハッハッハッハッ……
はぁーーー。はぁーーーーーー。
はぁーーーーーーーーーーーーーー。」


岩倉の目は……莉奈を捉えたまま……



死んだ



莉奈「……………………………。」


総司「……………………………。」



……………………………




土方「大丈夫かっっっ!!!」


総司・莉奈「(ビクッ!!!)」


土方「……………………………。
下は片付けた。 行くぞ」


莉奈は岩倉を寝かせ、立ち上がった


部屋から出る前に一度振り返り


莉奈「……………………罰は受ける」



そう言って部屋を出た



総司「伊藤博文は……」


土方「顔が分からねぇ……」


莉奈は一人一人確認して行った。


莉奈「……………………………。
見付けた………………………。

これで……歴史は大きく変わる」


幹部が集まって来た


左之「大丈夫か?」


新八「泣かなくて良いのか?」


平助「莉奈………………………」


一「泣いて良いんだぞ」


莉奈「うん。帰ろう………」



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終始無言で屯所に帰り、岩倉一味一掃した事を近藤さんに報告し、井戸で血を洗い流し、着替えた。


駄目になった部屋もあったので


総司の部屋に古株の組長が寝る事となった


一「莉奈……大丈夫か?」


莉奈「岩倉具視も……居合で殺した」


一「そうか。 精神が平気か……と、聞いたんだが……」


莉奈「本当は岩倉一派は死なないの。
私が……殺した……。罪は私が背負う」


総司「莉奈……。組が責任をとるんだ」


莉奈「いや……。私が責任をとる。組が責任を取ると言うことは…切腹だよ?
私が責任取れば……天界に行くだけ」