「お前が…お前が…悪いのに…」 …もしかして、拓也… 私は少しだけど緩くなった、結城の手を振りほどいた ぎゅっ そして、拓也に抱きついた。 「「!!?」」 「…ごめんね、気づけなかった。」 「は?」 「…大好きなお母さんの苦しむ姿を見て…辛かったんだよね? …でも、私のお母さんには手出しできなかったから、標的を私に変えた。そうでしょ?」