ギャップ彼女 2

そんな時、「リン、おはよ~」と病室の扉が開いた。入口を見ると



『おはよう』



―――奏だった。


奏は入った瞬間、眉間にグッと皺をよせた。



「何で、もう来てるんだよ。面会時間、今始まったばかりだぞ。」



え…そうなの?



「悪いな。ここは翔の父親の病院だ。許可もらって早くに入れてもらった。」



奏の怒り口調に対し、悠斗は挑戦的な笑みを返していた。



しかし奏は、私の傍まで来るとさっきの表情とは一変、優しい笑みを向けた。



『奏、今日サッカーだよね?時間大丈夫なの?』


そう奏の格好は、部活仕様だったのだ。ジャージでも、とてもかっこ良く着こなす奏は、本当すごいと思う。




「あぁ。リンの様子を一目見ようと思ってな。調子はどうだ?」

『もう大丈夫だよ。』

「良かった。何かあったら言えよ?」

『ありがとう』




部活あるのに心配して見に来てくれたんだ…
奏の想いに触れ、胸の底から嬉しさがこみ上げた。