ずっと報われない恋だと思っていた。
何度も気持ちに蓋をした。
怜奈の事もあったから。
でも実際は違かったんだ。
この指輪の本当の意味も。
あの時の言葉の意味も。
怜奈と付き合っていたのには何か理由があったのかもしれない。もしかしたら弱みを握られていたのかも。
私もそうだったから…
理由は分からないが、悠斗が好きだと言ってくれているのは紛れもない現実……
……現実だよね?
あれ…
これ本当に現実か?
もしかしてこれはリアルな夢……とか
『……。』
あぁ……夢オチはキツイ。
夢なら覚めてよ!?そう思って私は…
ムギューーーっと思いっきり右頬をつねった。
………痛い
「な、何やってる?」
目をパチクリさせた悠斗は、私のつねっている右手にそっと手を添えた。
触れられたその手は温かくて、現実だと実感する。
『…夢じゃない…夢じゃ…』
「当たり前だ」
ふっと笑った悠斗の左手によって、ゆっくりと私の右手を下ろされた。
嬉しい。
夢じゃないんだ。
これは現実…
私も伝えたい。
この溢れんばかりのこの想いを。
大好きなあなたへ。

