ギャップ彼女 2




「花那月 凛。」



…え?



なぜか私を呼んだんだ。



「ここへ来い」

『…は、はいぃ!』



まさかこのタイミングで呼ばれるとは思っていなかった私は、頓狂な声をあげてしまった。





私の声にクスクス笑う人や、振り返る人達。
みんなの視線を痛いぐらいに浴びてしまい、瞳を伏せた。




…は、恥ずかしい




あまりの恥ずかしさに、スタスタと早歩きで生徒会メンバーがいる舞台袖に並ぶ。




舞台の階段を上がってすぐの場所に。
右隣には伊吹だ。しかし…





「違う。ここだ」




…え?



眉をひそめながら、こんな事を言い出す悠斗。
その言葉に目を丸くした。





ここって、悠斗の隣って事?
なんで?




もしかして、今から私何か話さないといけないのだろうか?




そしたらどうしよう。
いきなりなんて……カンペないとムリだよ




思わず隣の伊吹と顔を見合わせた。
隼人、翔、蓮にも視線を向けたのだが、彼らもまた不思議そうに小首を傾げている。




…あ、あれ?



もしかして、みんなも知らないパターン?