『リン!!』
俺が駆けつけた時、奏はリンを抱えながら携帯を操作していた。
「お前」
『リンはどうしたんだ!?』
驚いた表情で俺を見ている奏に問いかけた。
リンはなぜ意識を失ってる?
さっきまで、走っていたよな?
この短期間に何があった?
「いきなり、頭が痛いと言ってその後、急に倒れたんだ。……っておい何するんだ!?」
奏と一緒に花火大会に来ていた事に一瞬イラつきを感じたが、今はとにかく病院だ。一刻も早く病院に連れていきたい。
俺はリンを奏から奪い抱きかかえた。
俺のリンだ。
誰にも渡さねぇ。
「おい、そんな事より、救急車を呼んでくれ」
『今から救急車を呼ぶよりも直接連れて行った方が早い!!俺が乗ってきた車がすぐ近くにあるから、それで直接病院に連れて行く。それでいいな?』
「あぁ。でも、俺も一緒に連れて行ってくれ」
『分かった』
そうして俺は、病院へと向かったのだった。
~悠斗 side end~

