ギャップ彼女 2

悠斗の合図とともに音声がスピーカーから流れ始めた。




「ねぇ…龍也くんのその頬誰にやられたの?」

「…え…あ、あの女です!かなり抵抗されて」

「そう…ちゃんと犯してくれたのよね?」

「…はい」




誰かが叫んだ気がしたが、スピーカーからでる音声はかなりのボリュームなので、その声はかき消された。




やっぱり犯人は、怜奈だったか…
ひとり無音の溜息をついた。




「誰にもバレていないでしょうね?」

「はい」

「これであの子も立ち上がれないわ…クスッ。2度とね…」





それにしても、これは紛れもなくゾンビ達と怜奈の会話だ。




どうしてこんなものがあるのかは分からないが、私はかなり彼女に嫌われているという事だけは分かった。




ここまで憎まれる理由って一体なに?そんな恨まれるような事をした覚えはないのに。



それとも、私はやっぱり嫌われ体質なのだろうか?




「…怜奈さん…どうしてそこまで…」





私の声を代弁してくれたゾンビくんに拍手を贈りたいと思う。