ギャップ彼女 2



…どこだ?



しかし、人が多すぎて見失ってしまったんだ。それにしても、リンは花火大会に誰と来てるんだ?そればかりが気になって仕方がなかった。



俺がリンを捜しながら小走りしていると、「リン」と何度も呼ぶ声が聞こえた。



声がした方(左下の河川敷)に目をやると、男が女を抱え込んで叫んでいる姿だった。




周りには、少し人だかりができている。




「ねぇ、あれってやばくない?救急車呼んであげた方がいいんじゃない?」


「でも、あの男の子電話かけようとしてるから大丈夫じゃない?」



そう囁く人がいた。



…リンだ。
あれは、リンに違いない。



薄暗くても遠目からでも俺には分かる。
大好きな女だから…





俺は、その場所へと必死に走った。