『急いでいるから、無理』
「あらそうなの…?」
『あぁ』
「ねぇ、生徒会はどう?相変わらず大変?あっ、そうそう、花菜月さんでしたっけ…?あの子本当に、つかえるのかしら…?何なら、私が代わりにお手伝いしましょうか?」
なぁ…俺、今急いでるって言ったよな?
しかも、今納得したばかりだろ?
なのに何で話続けるんだよ。
しかもリンをバカにしやがって。
リンのがお前より数万倍、いや数億倍役に立つし、いい女だ。
この女がどうして人気なのか、俺には理解不能だ。
『いや、遠慮しとく』
マシンガントークのように話す目の前の彼女に毒づいてみる
「相変わらず照れちゃって…遠慮しなくていいのよ。私と悠斗の仲じゃない。」
『……。』
全く伝わらねぇ。
いつも思うが、空気読めよ。
照れた覚えもないし、思いっきり不機嫌なんだけど…。
俺は諦め、無視を決め込み歩き出したのに、
「ゆうと~待ってよ~」
あろうことか俺の腕に絡みついてきやがったんだ。
あぁ…マジウザい。
あまりの不快感に、顔を顰めていると視界に入ったのは、リンだと思われる後ろ姿。
『触るんじゃねぇ。』
あれは、リンだ…。直観でそう思った。
小走りで去っていく姿を見て俺は、絡みついた腕を払いのけ後を追った。

