ギャップ彼女 2


『急いでいるから、無理』

「あらそうなの…?」

『あぁ』

「ねぇ、生徒会はどう?相変わらず大変?あっ、そうそう、花菜月さんでしたっけ…?あの子本当に、つかえるのかしら…?何なら、私が代わりにお手伝いしましょうか?」



なぁ…俺、今急いでるって言ったよな?
しかも、今納得したばかりだろ?
なのに何で話続けるんだよ。



しかもリンをバカにしやがって。
リンのがお前より数万倍、いや数億倍役に立つし、いい女だ。


この女がどうして人気なのか、俺には理解不能だ。



『いや、遠慮しとく』



マシンガントークのように話す目の前の彼女に毒づいてみる



「相変わらず照れちゃって…遠慮しなくていいのよ。私と悠斗の仲じゃない。」

『……。』



全く伝わらねぇ。
いつも思うが、空気読めよ。
照れた覚えもないし、思いっきり不機嫌なんだけど…。




俺は諦め、無視を決め込み歩き出したのに、



「ゆうと~待ってよ~」


あろうことか俺の腕に絡みついてきやがったんだ。



あぁ…マジウザい。



あまりの不快感に、顔を顰めていると視界に入ったのは、リンだと思われる後ろ姿。



『触るんじゃねぇ。』


あれは、リンだ…。直観でそう思った。
小走りで去っていく姿を見て俺は、絡みついた腕を払いのけ後を追った。