ギャップ彼女 2

ある日の昼休みの事。



俺は、北校舎の屋上に向かう。
なんとなく今日はここでリンに会える気がしたんだ。




ちなみにGPSなんて使ってはいない。
あれは緊急用だと心に決めているからな。



ガチャリ…



屋上の扉を開け、目の前の光景を見て頬が緩んだ。




…いた



そこには、壁に寄りかかりながら眠るリンの姿があって、俺はそっと近づいた。




幸せそうに眠る彼女を見ると、俺まで幸せな気分になる。






『リン、好きだ』



俺は触れるだけのキスをした。
寝ている時にしか告白できない自分が、情けねぇけど




でも…リン…すまない。
寝ているお前にこんな事をして。




俺は、どうしようもなくリンが好きなんだ。
リン以外なんて考えられない。




このまま抱きしめたい。
だけど、今はまだできない。




ブーブーブー




制服のポケットで震える携帯を取り出し、通話ボタンを押す。





「悠斗、どこにいるの?お昼一緒に食べようって約束したじゃない」

『……悪ぃ…今からそっちに行く』




すべてにケリをつけ、必ずリンを俺のにしてみせる。