「リンを家まで送ってくる」
「分かった」
『…え?』
悠斗と翔の会話が、聞こえ思わず声がでた。
送ってく?なんで?
「リン、帰るぞ。」
『悠斗…ひとりで大丈夫だよ。それに私、自転車…「もうタクシー呼んだ」
『え?』
私は自転車だから送らなくていいと、言おうとしたのだが悠斗の言葉によって遮られた。
悠斗のあまりにも手早い行動に驚いてしまう。
「自転車を乗せる事もできるタクシーだから安心しろ」
『えっ!』
しかも自転車を搭載できるタクシー会社があるなんて初耳だ。
まぁ、普段タクシーなんて乗らないけどさ。
「リンちゃん気をつけてね?悠斗、送り狼になるなよ?」
「なんねぇよ」
隼人が言う、送り狼って…なに?
「ほら、行くぞ。」
戸惑ったもの、ここで断ったらタクシーの運転手さんに迷惑がかかってしまうと考えた私は、悠斗の言葉に甘える事にし、家の前まで送ってもらったのだった。

