俺は、ひとりで桜譁祭に来た。
1年の教室を覗いてみたりするものの、リンはなかなか見つからなかった。
しかし廊下を歩きながら、何気なく中庭を見つめた時、やっとリンを見つけたんだ。
遠くからでも分かる。
俺の大好きなリンだから…
でもそこにいたのは、5人の男達に囲まれ、昔のように笑っているリンだったんだ。
『リン…』
「あ……、か…なで……?」
リンが目を丸くしながら俺の名前を呼ぶ。
それでも、久しぶりにリンと話せた事に嬉しさで胸がいっぱいになる。
…やっぱり俺はリンが好きだ。
どうしようもなく。
俺は
リンが……大好きだ。
『久しぶりだね。元気……みたいだね?』
「あ…うん元気だよ?」
『良かった。』
リンが元気で安心したが、俺以外の男がリンの笑顔を取り戻してくれた事実に悲しくなった。
俺がモタモタしてたばっかりに、リンはこいつらと出会ってしまった。
くそっ!!
なんでもっと早く、リンに会いにこなかったんだ!?
俺は、激しく後悔したのだった。

