ギャップ彼女 2




俺は、ひとりで桜譁祭に来た。



1年の教室を覗いてみたりするものの、リンはなかなか見つからなかった。



しかし廊下を歩きながら、何気なく中庭を見つめた時、やっとリンを見つけたんだ。




遠くからでも分かる。
俺の大好きなリンだから…



でもそこにいたのは、5人の男達に囲まれ、昔のように笑っているリンだったんだ。




『リン…』

「あ……、か…なで……?」




リンが目を丸くしながら俺の名前を呼ぶ。
それでも、久しぶりにリンと話せた事に嬉しさで胸がいっぱいになる。




…やっぱり俺はリンが好きだ。



どうしようもなく。



俺は



リンが……大好きだ。





『久しぶりだね。元気……みたいだね?』

「あ…うん元気だよ?」

『良かった。』



リンが元気で安心したが、俺以外の男がリンの笑顔を取り戻してくれた事実に悲しくなった。



俺がモタモタしてたばっかりに、リンはこいつらと出会ってしまった。



くそっ!!
なんでもっと早く、リンに会いにこなかったんだ!?




俺は、激しく後悔したのだった。