しかし、
「……私…リンにユウくんの事聞くわ。それでもリンが奏を選ぶなら私、諦める…」
朱里はこんな事を言い出したのだ。
『頼む…それは、やめてくれ。』
俺が朱里をそっと放せば、きゅっと唇を結んだ朱里。歪むような苦しげな表情の朱里に、ズキズキと胸の痛みが強まっていく。
しばらくの沈黙の後、朱里が口を開いた。
「…な、なんでよ…?」
『ユウと別れた直後にあの事件が起こったんだ…。そんな事したら、リンがあの事件の事まで思い出しちまう』
別に、リンがユウの事を思いだして、俺から離れていってしまうのを怖がっているわけではない。
もしリンがユウとの記憶がきっかけに、事件の事まで思い出したら、それこそまたリンが壊れてしまう。
そんなのは嫌だ。
絶対、そんな事させねぇ。
俺は、2度とあんな想いを味わいたくないんだ
しかし朱里は、そんな俺が嫌で嫌でたまらないという風に、大きく顔をしかめた
「……私…リンにユウくんの事聞くわ。それでもリンが奏を選ぶなら私、諦める…」
朱里はこんな事を言い出したのだ。
『頼む…それは、やめてくれ。』
俺が朱里をそっと放せば、きゅっと唇を結んだ朱里。歪むような苦しげな表情の朱里に、ズキズキと胸の痛みが強まっていく。
しばらくの沈黙の後、朱里が口を開いた。
「…な、なんでよ…?」
『ユウと別れた直後にあの事件が起こったんだ…。そんな事したら、リンがあの事件の事まで思い出しちまう』
別に、リンがユウの事を思いだして、俺から離れていってしまうのを怖がっているわけではない。
もしリンがユウとの記憶がきっかけに、事件の事まで思い出したら、それこそまたリンが壊れてしまう。
そんなのは嫌だ。
絶対、そんな事させねぇ。
俺は、2度とあんな想いを味わいたくないんだ
しかし朱里は、そんな俺が嫌で嫌でたまらないという風に、大きく顔をしかめた

