ギャップ彼女 2

中学にあがって、リンが「噴水公園で待ち合わせね?」と言い出した時は、本当に驚いた。



それ以来、ちょくちょく待ち合わせに利用したりはした。



俺が待ち合わせに着けば、決まってこのベンチに座り、ぼんやりとどこかを眺めているリン。




その姿は、誰かを待っているようにも見えて…




俺ではない、別の誰かを。




その時は、ユウ(悠斗)の存在をすっかり忘れていたからな。



でも、今なら分かる。
あの時リンは、この公園で出会ったユウを待っていたんじゃないかって思うんだ。





リンにはユウの記憶は無い。
だけど、何かを感じとっていたに違いない。




かなり不本意だけど。




~奏 SIDE END ~